2025/05/07 02:00 |
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2007/02/07 21:59 |
試作機の魔窟№.010 ロッキードXP-38 |
やっぱり理想と現実は違うのね
今回は名機P-38の悪いところを穿り返そうという悪趣味企画、別にP-38が嫌いなんではなくて皮肉屋なだけです
P-38といえば山本長官の乗った一式陸攻を撃墜したりとかいろいろ話題のある機体でスカンクワークスの祖であるケリー・ジョンソンが空力担当主任をしたりして速度なんかを重視した高々度迎撃機、世界で唯一成功した双発戦闘機なんても言われていて実際に試作型のXP-38は最高速度676キロをたたき出してる傑作機なのだが問題がなかったわけでもない・・・・・
まず乗ったパイロット全員感じただろう問題で脱出が難しい、背後に水平尾翼があるもんだから無理に飛び出すと身体をぶつけたりエレベーターについてるマスバランスに引っかかったりする、あー痛い痛い
それと試作機だとあんなに突出部がなくて綺麗だったエンジンナセルにアゴとかエアインテークが付いたりしてどんどん不恰好になってる。実は最初の生産型でも空気取り入れ口とかが増えてたんだが排気タービン(ターボチャージャー)の空気取り入れ口が翼端になってて爆発事故が多発、それで最初はマスタングみたいだったエンジンナセルが最終的には(ノーズアートは描きやすくなったんだろうが)P-40みたいになっていた、きっと空力的によくしようとしすぎて冷却不足気味だったんだな。それと急降下するとエレベーターが激しいバッティングを起こして最終的には操縦不能で墜落してしまった。マスバランスを追加したりしてある程度解決できたらしいけどダイブブレーキも追加しているのを見ると根本的には無理だったみたいでドイツ軍機相手だと高々度以外では分が悪かったらしくて損害も少なくなかったとか。それと一番深刻だったのが武装とか装備を追加しようにも機体を絞りすぎたせいでスペースに余裕がなかったことで偵察機型だとレーダーポッドは機首に懸架して最終型のP-38L型でも最高速度は666キロ止まりで後期以降はP-47とP-51に代わって退役していってる。あと最初P-38にはアトランタという名前が用意されていたんだが英国空軍向けのライトニングを付けた。実はこのライトニングMk.Ⅰがどうしようもないダメ飛行機でどうもこの頃(40年中頃)の英国はドイツからの高々度爆撃をそ~と~警戒していたらしくて同じくダメ飛行機のウェルキンスが生まれたててP-38の噂を聞いた英国とフランスの兵器購入使節団が667機を注文してフランスが届く前に降伏したから英国が引き取ったんだが米国が軍事機密を理由にターボを外して(いわゆるブラックボックス部分ってやつだな)プロペラの回転方向も同じにしたところ性能がガタ落ちして受け取りを拒否、これを聞いて米国もさすがにあせったらしくてターボを戻したMk.Ⅱを作ったものの頭にきたのか必要なくなったのかは知らないがこっちも受け取らなかったんだとさ
2007/02/07 17:32 |
ゼロ距離射撃なんか嘘じゃ! |
友人が購入したんだけどPCの容量が足らなくて売ってもらったBF1942のMOD「FH」を最近結構やってるんだけどあれはほんとにリアルだね、ティガークラスになると並みの戦車じゃどうにもならなくて予備履帯とか丸太をくくり付けた(でも貫通される)米戦車兵の気持ちがあらためてわかったしこっちが38式戦車(チェコのね)に乗ってるときにKV1が現れてとりあえず4~5発撃ったけどぜんぜんきかなくて最後の手段『ゼロ距離射撃』を仕掛けたところ全弾(たぶん30発前後)打ち込んでやって抜けたのが3発のみ、しょうがないから降りて工作用爆薬で爆殺、最初からこうしろということか?
あと対戦車銃も場合によっては結構つかえる。特に市街地戦だと遮蔽物が多いし地形に起伏があったりするから死角からズドンとやりやすいし建物の上から上面装甲も狙えたりする。Ⅳ号戦車はもちろん意外とパンターも側面とか転輪部分を狙えば抜けたりする、それで一番喰い易いのがエレファント、防御銃座がないし旋回砲塔もないからこっちが攻撃されることも少ないし周りの装甲は厚いけど上面はかろうじて抜けるから建物の上とか起伏を活かせばダメージを与えられる。それで一番喰いにくいのがティガー、装甲が厚いうえに防御銃座に旋回砲塔もあるからこっちがやられることも多くて見かけたら即行隠れるようにしてる
まとめ やっぱり対戦車銃はこそこそしながら使うもんだね、あと最大の敵は歩兵
2007/02/05 14:28 |
いぢめじゃねえのか? |
ファイナルカウントダウン
http://www.youtube.com/watch?v=3UsVUuFiqp8
なんか根本的なところにいろいろ突っ込み所がある映画だけどひとつ言わせてもらえれば
20ミリで人を撃てば死ぬどころか肉片と化す
こういう映画を見てるこの頃のアメリカってよっぽど悔しかったのが分かるな、今でもそーとートラウマになってるんじゃないか?だからといってゼロ相手にF-14を出すのはやりすぎだろうしゼロとF-14じゃ(ゼロの)性能が低すぎて空戦は成り立たないと思うぞ
2007/02/02 22:42 |
試作機の魔窟№.009 フォッケウルフTa154 |
参考にしたわりに全然似てない
1930年代に各国は「戦闘機より速い爆撃機」を作って完成して結局追い抜かれたわけなんだがAr234は置いといて戦闘機より速かった爆撃機っていうとモッシーことデハヴィランド・モスキートだな、最初の型は偵察機なんだが設計案は爆撃機だったわけで600キロ以上の高速で夜間なんかに爆弾落として気付いた時には闇の中、しかも木製だからレーダーにも(どの程度かは知らないが)映りにくかったとか。英国はご存知のとうり日本と同じく島国で資源も植民地に頼っているから前の大戦の時(つまりWWⅠ)みたいに潜水艦で海上封鎖されたらヤバイわけだ。で、モッシーの材料は木で木なら少なくともボーキサイトよりは簡単に入手できるし家具とかピアノ工場も動員できて表面を滑らかにし易いっていう利点があった。それでデハヴィランドは一回この案を提出して「飛行機が羽布張りから金属に移り変わってる時期にそんなもん作れるか!」ってつき返されたんだがイザ戦争が始まると飛行機作りに必要な軽金属(つまりアルミだな)の供給が心配になってきてデハヴィランドに作らせて高性能だったから採用したのがモスキート
それでもうちょっと時代を進めて40年代初めのドイツでは夜になると英国のランカスターとかハリファクスとかが街に爆弾をポタポタ落としに来てそれをBf110とかJu88が迎撃する夜間戦闘が盛んに行なわれていたんだがこの頃からすでにドイツは物資が無くなってきてて、そもそも無線とかの電気のコードに必要不可欠な銅の産出量は日本より少ないんだから当然飛行機に必要な軽金属とかがもかなり危ない状態だった。
それでフォッケウルフはモスキートを参考にして木製の夜間戦闘機をわずか10ヶ月で初飛行させて肝心の性能も結構良くて最高速度が660キロ、武装が20ミリと30ミリ機関砲が2門ずつの合わせて4門で最高速度はレーダーアンテナとか消炎排気管を装備してない状態のだろうけどHe219で40キロ低くなってるから実戦装備しても最高速度はHe219より20キロ程度速い620キロぐらいで武装が同等か少し劣る程度だからやっぱり高性能だったんだろうな。こんだけいい事ずくめなので当然大量発注が舞い込んだんだがこの運悪くタイミングで揺り返しが来てしまった。完成した機体が次々と空中分解を起こして墜落、原因は接着剤の不良だったんだがこのずっと後に作られたHe162が同じような事故を起こしてるのを見ると原因不明だったんだろうか?それで気味が悪くなったのかはしらないが発注は取り消し、完成したのは試作も合わせて9機のみだった。
ちなみにTa154はモスキートを参考にしたわりには木製以外で似てるところが無い、って言うか全然似てない、まず前輪式だしコクピットは並列のタンデム型、高翼配置の主翼でその主翼も尾翼もモッシーが楕円なのに対してTa154は丸みを帯びた角型、ラジエーターもモッシーが空気抵抗を減らそうと主翼に埋め込んでるのにTa154は環状配置で独式モスキートと言うよりもHe219廉価版にしか見えない。
2007/02/02 21:42 |
プラモのすゝめ改~Ta154~ |
第十目プラモのすゝめ改はドイツ空軍のTa154A-0(ドラゴン)
初めてのドラゴン製品、内容は結構豪華なんだけどツッコミどころがいろいろと・・・・・
まずその壱~何で表面が梨地なの?
なぜか機体表面がPS2みたいな梨地、写真も同じ木製モッシー(いわゆるモスキートね)も金属よりツルツルそうなのに・・・・
その弐~クリヤーパーツの塗装面が多いんじゃブォケ!
いやね、クリヤーパーツを普通に塗ると透けちゃうから処理がめんどくさいのよ、着陸灯もこれでミスったし
そしてトドメのその参~尻餅・・・・・・
説明書によると機首に錘を入れろとのとこだけどどんだけ詰めても尻が着く!しかも主脚がわりと前にあるからほかに入れれるところもなくてしょうがなくエンジンナセルの防火壁をぶった切って錘を入れてやってどうにか対処できたけどベラボウに重い
最後に説明書が不親切
いや、ドラゴンだし・・・・・
ここからは実機の話よん
は上で、魔窟の更新ペース速いな・・・・