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ミリタリーな戯言と独り言

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2007/02/02
22:42
試作機の魔窟№.009 フォッケウルフTa154

参考にしたわりに全然似てない

d412a74e.jpg

1930年代に各国は「戦闘機より速い爆撃機」を作って完成して結局追い抜かれたわけなんだがAr234は置いといて戦闘機より速かった爆撃機っていうとモッシーことデハヴィランド・モスキートだな、最初の型は偵察機なんだが設計案は爆撃機だったわけで600キロ以上の高速で夜間なんかに爆弾落として気付いた時には闇の中、しかも木製だからレーダーにも(どの程度かは知らないが)映りにくかったとか。英国はご存知のとうり日本と同じく島国で資源も植民地に頼っているから前の大戦の時(つまりWWⅠ)みたいに潜水艦で海上封鎖されたらヤバイわけだ。で、モッシーの材料は木で木なら少なくともボーキサイトよりは簡単に入手できるし家具とかピアノ工場も動員できて表面を滑らかにし易いっていう利点があった。それでデハヴィランドは一回この案を提出して「飛行機が羽布張りから金属に移り変わってる時期にそんなもん作れるか!」ってつき返されたんだがイザ戦争が始まると飛行機作りに必要な軽金属(つまりアルミだな)の供給が心配になってきてデハヴィランドに作らせて高性能だったから採用したのがモスキート

それでもうちょっと時代を進めて40年代初めのドイツでは夜になると英国のランカスターとかハリファクスとかが街に爆弾をポタポタ落としに来てそれをBf110とかJu88が迎撃する夜間戦闘が盛んに行なわれていたんだがこの頃からすでにドイツは物資が無くなってきてて、そもそも無線とかの電気のコードに必要不可欠な銅の産出量は日本より少ないんだから当然飛行機に必要な軽金属とかがもかなり危ない状態だった。

それでフォッケウルフはモスキートを参考にして木製の夜間戦闘機をわずか10ヶ月で初飛行させて肝心の性能も結構良くて最高速度が660キロ、武装が20ミリと30ミリ機関砲が2門ずつの合わせて4門で最高速度はレーダーアンテナとか消炎排気管を装備してない状態のだろうけどHe219で40キロ低くなってるから実戦装備しても最高速度はHe219より20キロ程度速い620キロぐらいで武装が同等か少し劣る程度だからやっぱり高性能だったんだろうな。こんだけいい事ずくめなので当然大量発注が舞い込んだんだがこの運悪くタイミングで揺り返しが来てしまった。完成した機体が次々と空中分解を起こして墜落、原因は接着剤の不良だったんだがこのずっと後に作られたHe162が同じような事故を起こしてるのを見ると原因不明だったんだろうか?それで気味が悪くなったのかはしらないが発注は取り消し、完成したのは試作も合わせて9機のみだった。

ちなみにTa154はモスキートを参考にしたわりには木製以外で似てるところが無い、って言うか全然似てない、まず前輪式だしコクピットは並列のタンデム型、高翼配置の主翼でその主翼も尾翼もモッシーが楕円なのに対してTa154は丸みを帯びた角型、ラジエーターもモッシーが空気抵抗を減らそうと主翼に埋め込んでるのにTa154は環状配置で独式モスキートと言うよりもHe219廉価版にしか見えない。

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