2025/06/19 07:23 |
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2007/05/01 03:52 |
銃器、之すなわち科学の塊なり |
ちなみに初めに言っておくけど自分は別にアンチパン○キンシザーズではない、さまざまなマンガ、アニメ、ゲームにおいて平等にツッコミを入れるある種正直体質なのだと思っていただきたい、あと逃げ口実臭いのだがジブン、専門家ではないのでそのへんのことはまあよろしくおねがいします
それでまず一般的に・・・と言うか常識的に火器により発射された物体は成形炸薬などの特殊な例を除き距離が近いほど威力が高い、これはもちろん発射された物体が地球の重力や空気抵抗、その他モロモロの要素で運動エネルギーが削り取られるからでありものすご~く端的にいれば物体を密着させた状態で発射すればエネルギーロスをかなり抑えられる。が、しかし実はこれはあくまでエネルギーロスが少ないと言うことで破壊力とは直結しないのだ。自分でも何を言っているのか分からなくなってきそうなのでいったんまとめると、つまりは「ここで言う破壊力とは具体的に何を指すのか?」と言う問題である。で、多分大方の人が考えるが貫通力と殺傷力だろう、それでここでなにが言いたいのかと言うとこの二つはお互いに相反する存在で双方の両立は特殊な弾頭以外では基本的に不可能ということである。例えば相手が分厚い装甲板だとするとまず銃口(砲口)を密着させた射撃は貫通できなかったことを考えると極めて危険であり、実戦では50メートあれば零距離といっても差し支えないほどの距離と考えられている。実は伍長が行なっているセンチ単位の射撃は危険極まりないどころか貫通力を落とすことも考えられる。危険性は稼動中の戦車に近寄ること自体が危険極まりないのは言うまでも無いが発射した弾丸で燃料や砲弾を誘爆させる上に防御銃座と随伴歩兵にとっては存在を暴露させながら近づくのは標的以外の何者でもない上に単発式の大型拳銃では命中精度と連射の効くボルトアクション式ライフルでは分が悪すぎることに加えてマンガでは目標が逃げないから当たらないと語られるが機関銃と狙って撃つことが基本のライフルではそんなことは無意味ではないのだろうか?さて、もう一つの貫通力の問題だがこのことは映画ミニパトの第1話「吼えろリボルバーカノン」にも描かれているのだが発射された弾丸はライフリング、言い換えれば旋条によりコマの原理で弾丸の軌道を安定させるのだが銃口から発砲された瞬間から軌道が安定するまではわずかながらの時差があり、その間弾丸は後藤隊長が言ったように味噌擂り運動をし、それが終わらないうちに弾着するとそこで運動エネルギーを一気に使い果たしてその破壊力は貫通した場合よりも大きくなるのだが、これは言い換えれば至近距離から発砲すると弾着時にエネルギーを使い果たして貫通性が落ちると言う事でもある。こういう場合は距離に関係なく一定の破壊力が保障できる成形炸薬弾が有効なのだが弾着時に高熱のガスが出るためやはりこれも近くにいるのが危険であり、そもそも戦場では命中精度の劣る拳銃のはよほどの近距離かつ扱いなれた者でないと役に立たないため使用条件は限られるからそれならばいっそのこと命中性を捨てライフリングのない滑腔銃にするのが正解とも言える。と、ここまで悪口を言ってきて何なのだが実はこの先込式単発拳銃と言うのは大口径弾を撃ち出すにはもっとも適した形状で、まあこれはドイツ軍のカンプピストルが元になっているのだがオートマチックの場合弾丸の大きさに合わせてグリップ部分が太くなって持ちにくくなりリボルバーの場合回転弾槽部分と銃身部分にはわずかながら隙間が出来てしまうため爆風が漏れて貫通力が落ちる上にそれをカバーするために弾丸を長くしなければならなくというカラクリだ。
そして最終的に何が言いたいかというと「ここまで近づけるなら火炎瓶とか投げ込んだほうが早くね?」ということであり銃器、火砲の破壊力は高度な科学と物理学の上に成り立っていると言うことだ。自分ではよく分からないが
ゼロ距離は私も無理と思います
2007年09月04日火
散弾銃の話しですが水面に銃口を漬けて射撃した場合、銃の破損と射手の死傷は免れない、水面にある目標に対して散弾を発射した場合は自身に対する跳弾の危険が常にある、などと読んだことがあります、水でこれですから、おっしゃる通り鋼鉄同士では到底無理と感じます、私もよくあるリボルバーで枕へ…程度が限界かと思います。
無題
2007年09月04日火
人間なんかの軟体目標の場合は零距離だと弾道が安定していないので傷口が広がり、弾も体内に残りやすいので殺傷性は上がるらしいのですが、装甲板相手だとうまくいって貫通できて戦車を破壊できても中の燃料、弾薬に引火、誘爆したときのことを考えると恐怖です。砲塔が吹っ飛ぶならまだしも天井ごと砲塔が吹っ飛んだT-34の映像をみたことがあるので・・・
私も戦車の残骸と言えばそのイメージです
2007年09月05日水
数十センチの装甲を撃ち抜かれそのエネルギー+誘爆があれば何トンあっても飛んでしまうのでょうね、当時はどうなのか、現代の戦車砲弾は初速4000や5000メートル秒程度あるような話も、何でも破壊出来る領域としか思えません(笑)攻撃と防御の双方が行き着く先とはどんな形になるのか興味があります。
無題
2007年09月05日水
小林源文氏の「武器と火薬」の帯に書かれていた言葉ですが「果てしなく続く“死と破壊”のシーソーゲーム」、これが全ての本質のような気がしまうす
銃器というところで
2007年09月25日火
二十年前位から気になっていたドラグノフのスコープについて話しをさせて頂きます、このスコープ、てっきり暗視機能が有るのかと思っていたら違いました(笑)赤外線サーチライト(戦車等の強力なヤツ)がぼわんと見えるだけです、こんな事は現像済みネガでも出来るそうで少々がっかりでありました、照尺はMAX1300㍍、倍率四倍、狙えますが当たらないでしょう(笑)照準のイルミネーションも接眼レンズが赤く光るので相手から見える可能性があります、びっくりしました(笑)
無題
2007年09月27日木
まあソ連製ですから(笑)
74式戦車のアクティブ投光器が付いてますが赤外線を飛ばすので相手にも見えるといことで現用型の戦車ではやめていますね
そうでした(笑)
2007年09月27日木
そうですね、現在同型の製品にこの機能?(笑)は付いていないようです、やはり「いたちごっこ」の資料ですね(笑)
無題
2007年09月28日金
まあ兵器発展の基本はいたちごっごですから、戦車も戦闘機もその過程で生まれたものですし
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