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2006/10/21 22:11 |
重箱の隅を剥がす話 |
二次元支部のPumpkin ScissorsとBLACK LAGOONの軍オタ的重箱の隅をめくる話第三弾、今回は重箱の隅を剥がす勢いPumpkin Scissorsの元ネタ等の細か~い点を突いて行きます。
ドアノッカーのモデルが恐らくドイツ軍のカンプピストルだろうと言う話は前にしたが、陸情3課が持っていたライフルのモデルはドイツ軍が大戦中に採用していたKar98k、1話で夜盗の持っていたのが西部劇でもお馴染みのウインチェスターM94、ヴォルマルフの持っていたのがモーゼル・ミリタリー
Kar98kは第一次大戦で使われたGew98の銃身を扱いやすくするために短くしたもので、話は前後するが元のモデルのGew98が他国で模倣されるほど極めて優れた性能だったから発展型のKar98kもよかった。現在でも狩猟用などで使用されるほどの性能だがそのせいでドイツ軍はライフルの自動化に乗り遅れた事実もあったりする・・・
ウインチェスターM94はレバーアクション式ライフルで、ハンドガードを兼ねたレバーで排莢と給弾を行なうメカニズムでアメリカで生まれたのだが結果的には軍用としては採用されず結果的には同時期に欧州で生まれたレバーアクション式に飲み込まれる形になった。
モーゼル・ミリタリーはオートマチック拳銃の創成期に作られたもので、マガジンがグリップではなくトリガーの前につけられているからグリップが独特の形状していてその形からブルームハンドル(箒の柄)と呼ばれた。コスト高が理由で軍には採用されなかったけど輸出には成功してさまざまな国の軍隊で採用されて特に中国はライセンス生産もしていた。中国製のモーゼル・ミリタリーは日本軍との戦闘でも使われてここで鹵獲されたものが日本軍兵士にほ使われた。
ちなみにマーキュリー号が首から提げてる伝令書を入れる入れ物はドイツ軍のガスマスクケースだったりする
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