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ミリタリーな戯言と独り言

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2006/10/25
00:16
プラモのすゝめ改~紫電一一型甲~

第二回目プラモのすゝめ改はハセガワの局地戦闘機紫電一一型甲

dfd92ac2.JPGP1000030.JPG紫電一一型甲は下地に銀を吹いた後で川西機の暗緑色は青味がかっていたらしいから紺を混ぜた暗緑色を三度ほど吹き重ねてからカッターの刃先などで削って銀ハゲをしてみた。

最近出たキットなので非常に組みやすく、あっという間に完成してしまい日本機離れした中翼形状はかなり見ごたえがある

ここからは実機の話よん

31cc3310.jpgd51e68b5.jpg紫電は本命局地戦闘機の雷電の開発が遅延しまくってたのを受けた海軍が川西の水戦強風を陸上機型にしたもので、甲型は主翼下に20ミリ機銃を入れたガンポッドを懸架しているのが特徴。ちなみに模型の方は水平尾翼を角型にしているが実際に水平尾翼を角型にした紫電は生産性向上の目的で生産されたらしいがすぐに生産性、信頼性、性能の向上した紫電二一型(紫電改)が生産されたから少数生産に終わり写真も残されていない

性能はすこぶる良く、なかなか完成しない烈風と操縦の難しい雷電の代わりに本土防空戦の主役となるべく雷電の生産と烈風の試作をやめて三菱にも作らせようとしていた。たしかに紫電の空戦性能はすごかったがそんな紫電にも欠点があった。搭載された誉発動機が不調気味だったのは言わずもがななのだが上昇力に問題があった。海軍で最高の上昇性能を持つと言われた雷電が6000メートルまで約6分なのに対して紫電は4000メートルまで4分弱、紫電改では6000メートルまで約7分半と零戦並に遅かったのだ。そのため高々度を飛行する重爆(B-29)の迎撃は難しく、はっきり言って局地戦闘機として使うのは無理があったため雷電を再生産する話も持ち上がったが時すでに遅くそのまま終戦となってしまった。恐らく原因は水上機から陸上機への改造による重量増加だろう、太く重そうなイメージの雷電より重いのでしかたが無いといえばそれまでなのだろうが・・・

ちなみに紫電は日本機としては非常に珍しい中翼形状のためよくグラマンと間違えられて攻撃されたらしい

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誤射
2006年10月25日水

も怖いけど、脚の長さゆえの着陸事故も死に切れませんね。
最初から低翼に再設計してれば…。

やっつけ
2006年10月25日水

やっぱり急いで作ったせいなのでしょう、でも製作開始が昭和16年なのに誉お決まりの不調のおかげで完成が19年までずれ込んだのでその間になんとか出来なかったのでしょうかね・・・

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