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ミリタリーな戯言と独り言

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2009/02/03
21:24
試作機の魔窟№.024 ホーカー・タイフーン/テンペスト

性能は良い
e3a9f0ff.jpg
各国軍第二次大戦最良の戦闘機ってなんだろう?
アメリカなら間違いなくP-51マスタング、ドイツだといろいろ意見が分かれそうだがTa154が妥当だろう。ソ連ならYak-9、イタリアならMC.205で日本では疾風と紫電改で意見が分かれる所だろう

ではイギリスは?スピットファイヤと言いたいところだが武装、運動性、速度、航続距離を兼ね備えたホーカーテンペストが最良の戦闘機最右翼だろう

そもそもテンペストの大元であるタイフーンは2000馬力級発動機を搭載したハリケーンの後継機の迎撃機として開発されたがこの時ネピア・セイバーH型エンジン搭載のタイフーンと同時にロールスロイス・バルチャーX型エンゾンを搭載した姉妹機のトーネードも同時製作されていた。しかしバルチャーエンジンはあまりの複雑怪奇な構造から信頼性が低く搭載した全ての機体が欠陥機とされた悪夢のようなエンジンで無論生産が中止されたためもれなくトーネードの開発も中止された。タイフーンのセイバーエンゾンの信頼性も高かくはなく、構造はハリケーンが胴体前部セミモノコック、後部鋼筋骨組みに対して胴体前部鋼筋骨組み、後部セミモノコックと逆になりラジエーターは当初空力的に優れる胴体下部だったがトーネードが冷却不足だったため顎付ラジエータに変更、昇降はカードア式と進化したんだか退化したんだか良く分からない設計だったが1940年2月24日になんとか原形機が飛行したものの最高速度は予定速度747kmに対して660kmと予定を80km以上下回ったもののドイツ軍の勢いもたけなわだったためイギリス空軍は39年末にトーネードとタイフーン1000機を発注していたため開発は続行されバトル・オブ・ブリテンによる中断を挟みながら41年7月にはなんとか空軍への引渡しが始まったがセイバーエンジンは耐久時間が1日ちょっとしかなく機体は排気がコクピットに侵入して一酸化炭素中毒を起こす危険があったためパイロットは常に酸素マスクをつけなければならなず、極めつけは7.7ミリ機銃を沢山搭載するためにブ厚くした主翼のおかげで迎撃としては使用不可能なほど上昇速度が遅く、おまけに配備が進むと急降下からの引き起こしで尾部が千切れる致命的欠陥も見つかったがこちらは補強を施し何とか解決した。

こんな具合のタイフーンではあったがエンジンと排気の問題は改良により徐々に解決されたものの上昇力は主翼の厚さが根本原因のため解決できず「低空でしか能がないなら・・・」と戦闘爆撃機として使用され3インチロケット弾を装備して地上のドイツ軍を血祭りにあげることとしてドイツ兵たちからはP-47と一緒に“ヤーボ”と恐れられるようになった。

結局のところ戦闘爆撃機として名目は保ったものの迎撃戦闘機としては大失敗作のタイフーンの根本的原因は主翼にあるわけで当然ここを手直ししてまともな(本来の)姿にしてやろうと思うのは当然の流れであり41年11月にタイフーンⅡとして手直し計画が始まったのだが翼内燃料タンクの容量が減ったため機首に燃料タンクを増設したため胴体が延長され名称もテンペストに変更された。エンジン選定の紆余曲折は省くとして44年5月には実戦使用され、6月にはV-1ミサイル攻撃が実施されテンペストは最多迎撃を誇った。テンペストは非常に高性能で武装も強力だったが配備が遅すぎて終戦まで800機が生産されたのみで対日作戦にも投入できなかったためV-1迎撃と発展型のシーフューリーの朝鮮戦争の活躍以外ではあまり見るところのない機体となってしまった。これを“悲劇”とくくるのは楽だが多分設計者の人為的ミスの方が大きいんだろうな
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開発
2009年02月04日水

凄く巨大ですね(笑)パイロットが150㌢に見えます。
2000馬力以上のエンジンはこれだけ大きなプロペラが回せるのかと…当時の馬力計測は、直接出力軸にブレーキをかけてトルクを計測、回転数から馬力を算出するような荒っぽいやり方が普通と認識しております、生半可な設備はエンジンと一緒にどこかに転がって(吹っ飛んで)行きそうですね(笑)
燃料を胴体に詰め込むと非常に高度な移送系統が必要だから翼に燃料を頼ったのかな…等と、興味ありです。 当時H型X型エンジンはあったのですね、H型に何の利点があるのか…私も謎です…X型は…巧くいきそうですね(笑)

無題
2009年02月04日水

H型は水平V型エンジンを2つ重ねたものでX型はV型エンジンとV型倒立エンジンを上下に配置したものですがX型のバルチャーは構造が複雑すぎて生産中止、H型のセイバーは世界最良の航空用レシプロエンジンとなったので世の中分からないものですね

!なるほど
2009年02月05日木

私、勘違いしておりましたm(_ _)m
H型は並列水平対向をギアドライブで連結かと…2000馬力でそんなこと……やりませんね多分?…絶対(笑)

無題
2009年02月05日木

一応ボクサーエンジンではないという話ですがどう違うかはあまり詳しくは分かりませんでした

複雑ですね
2009年02月14日土

少し見ました、出力の合成(?)にギアを使っている様です、重そうなエンジンですが、ちょっと、頭をよぎったのが、エンジンの中心と出力軸に砲身入るなぁ…?理想的!などと(笑)実物を見てみたいですね。

無題
2009年02月14日土

スピットに搭載されてたグリフォンエンジンならニコニコ動画にありましたがバルチャーほどではないにせよ複雑なセイバーの稼働機があるかどうかはかなりビミョーですね。

ちなみにタイフーン/テンペストはグダグダすぎる開発経緯とか不細工出来栄えとかでもっともお気に入りの戦闘機のひとつです

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