2025/04/30 12:52 |
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2007/01/31 22:35 |
試作機の魔窟№.008 川崎試作急降下爆撃機キー66 |
ようするにどうでもよかったのか?
第二次大戦頃の爆撃なんてのはいわゆる数撃ちゃ当たる戦法だった。なにせ照準器とかの儀装が未熟で優秀と言われたノルデン照準器でも風に流されたりするとあらぬ方向に行ったり、そもそも航法を間違えて違う町やもっとひどい時は違う国に爆撃することもあった。そこで機体を急降下させて命中精度を高めた急降下爆撃機が生まれて主にドイツ空軍(いわゆるルフトバッフェだな)と日米海軍が率先して運用したんだが電撃戦で活躍したJu87とか輸入したJu88とかの影響を受けたんだろう日本陸軍でも双発の急降下爆撃機を川崎に作らせることにした。川崎といえば三式戦のイメージが強そうだが九九式双軽とか九八式単軽みたいな軽爆撃機も結構手がけてたメーカーで、機体設計は九九式双軽のを流用していて見かけは九九式双軽の弟分みたいな感じになっていて爆弾500キロまでを搭載できてスノコ状ダイブブレーキを持っていて出来はまあ初めてにしては結構よかった。が、ところがドッコイ、元にした九九式双軽二型乙が50度までの亜急降下に耐えられることが分かって多少速度が速くて武装の少ないこの急降下爆撃機はキャラが被ってるという理由でお蔵入りにされた。そもそも陸軍も言い出したわりにはあんまり関心がなかったみたいでうやむやにされた感も結構強いものの陸軍が作った専用の急降下爆撃機はこれだけ、でも軽爆撃機とか襲撃機も急降下できたからやっぱりいらなかったんだろうな
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