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2006/10/08 03:48 |
対戦車戦闘とは何ぞや? |
ちょっと遅くなったけど二次元支部のPumpkin ScissorsとBLACK LAGOONの軍オタ的重箱の隅をめくる話です。ちなみにBLACK LAGONの話はおまけ程度になってます
※以降Pumpkin Scissorsに刺激されて書いた対戦車戦闘等の話が続きます
まずオーランド伍長のように拳銃一丁で戦車に挑めるかと言うと勝算はともかくぶっちゃけ可能です。(マジでぶっちゃけ)
ドイツ軍の使用していたワルサー信号銃から榴弾を発射できるようにしたカンプピストルというものがあり、普通に手で投擲するよりも射程が長くできるという特徴があった。通常の拳銃より射程は劣るが機関銃座を一撃で破壊できるほどの威力があり、その威力は世界最強の拳銃といっても過言ではない。話を戻して、いわゆるグレネードランチャーの雛形のようなものだがグレネードランチャーと大きく違うのはホーローチャジャー式の形成炸薬が開発され対戦車戦闘も可能になったことで、新たに照準器とショルダーストックを追加したスチュムピストルとあわせておそらく世界で最初で最後の(威力不足ではあったが)対戦車戦闘可能な拳銃だった。
オーランド伍長が使っていたドアノッカーはこのカンプピストルをモデルにしているようで銃身以外はそっくりになっているがドアノッカーがライフル弾のようなものを使うのに対してカンプピストルは元が信号中のためライフリングがないため、発射する榴弾自身に回転を与える旋転型のヒレがつけられている
ちなみにそもそもドアノッカーとは何か?という話をすると第二次大戦開戦当初のドイツ軍の対戦車砲の威力は十分とは言えずフランスのB1bis「シャール」イギリスのマチルダ(ガンダムではない)ソ連のT-34/76、KV1に独軍の3.7㎝対戦車砲がまったく効かず「ゴン!」と弾かれてしまうため敵から「ドアノッカー」(海外の玄関によく付けられている呼び出し用の戸を叩く道具)という”ありがたくない”あだ名を付けられてしまい、それがオーランド伍長のもっている拳銃の名前なっているというわけである、ちなみに本家のドアノッカーであるPak35/36は後に空砲で形成炸薬を発射できるようにして第一線に復活している。さらに言うとこうして対処できなかった戦車は後述する肉薄戦や8.8cm高射砲で対処した。
ほかに特別な対戦車兵器を用いないで戦車に対抗する手段としてはまず火炎瓶が挙げられる。しょぼそうに思えるがノモンハン事件ではまともな対戦車兵器のない日本軍はこれで果敢に対抗しある程度の戦果もあり、ドイツ軍でも危険なため使用が禁止されていたがそれでも使われていた。火炎瓶は適当な空き瓶にガソリンなどの流動性のある可燃性物を入れ、口に紙を詰めて投擲するときにその紙に火を点けてビンが割れたときに燃料に引火させるシンプルな武器(絶対マネするな)であるがこれを戦車のエンジンルームに投げ込めばエンジンを停止させることもできる。他には対戦車地雷もあり、自分が爆発に巻き込まれないようにタコツボなどに隠れて、戦車が近くに来たら足元に投げ入れるのが常等手段だがドイツ軍では手榴弾の信管を使えるものがあり、戦車の近くまで忍び寄り信管を抜いてからエンジンルームに投げ込めばより安全に攻撃することが可能だった。
こんどはBLACK LAGONの話だが実はBARは前にさんざん熱く語ったのであまり言うことはなく強いていえばBARの発射音が若干早かった気がした。
アニメ「ドドドドドド・・・!」
実際「ドッドッドッドッドッ・・・!」
実際はこの文字のイメージよりもう少し速い程度だが耳で聞くと気になる。ちなみにドイツのMG42(現用型はMG3)は発射速度が速すぎて二脚を使った場合フルオートはムリ、バースト射撃が限界みたい、何せ毎分約1400発だし・・・
さらにちなみに言うとエダの使っている拳銃は銃身を長くしたグロック17Lである
無題
2006年10月08日日
吸着地雷もいいですよね。
くっつけて紐を「キュッ」と引く動作が。
MG42も発射速度がすごいですが、MAGはそれ以上です…。
あれを制御できるんでしょうか?
無題
2006年10月08日日
<吸着地雷
対吸着地雷コーティングやティガーⅡ、ヤークトティガーを見ると先見の明と言うより被害妄想家にも見えてきますね
MG42は対空戦闘用に発射速度を上げたそうですが普通に使うには速すぎるので部隊によっては落とされそうです
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