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ミリタリーな戯言と独り言

軍事系戯言の坩堝
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2008/01/11
01:29
世界の迎撃機~創生と日本海軍編~

迎撃機:敵の爆撃機を追い払う局地防空用の戦闘機

日本で本格的な迎撃機(重戦闘機)が構想されたのは意外と早く昭和13年には研究が始まりそれが二式単座戦闘機キー44となっていて、海軍でも約1年後れで十四試局地戦闘機(後の雷電)の開発をスタートさせている。これは日華事変では日本軍基地への空襲が少なからずあり、特にソ連製のSB爆撃機の場合従来の戦闘機では迎撃が困難だったことがある。雷電は振動問題の解決等にさんざん悩まされて配備が大きく遅れたが二式単戦は軍の軽戦主義といささかの性能不足もあって審査は放置されたがドイツからやってきたBf109との模擬戦で一式戦では歯が立たないことが分かって重戦のキー44とキー60で対戦したところ好成績を収めたことを受けてほぼ採用が決定した。後述になるが川崎のキー60に関してもしても説明しておこう、陸軍では製造ライセンスを獲得したドイツのDB601を使った重戦闘機キー60が作られたがラジエーターの位置などに不備があったようで性能は振るわず、その経験が後発のキー61に活かされることとなる。

海軍では迎撃機(局地戦闘機)の必要性は痛感していたが雷電の開発が一向に進まないため応急処置として川西の水上戦闘機「強風」を改造して陸戦化した仮称一号局地戦闘機(後の紫電)が開発されたが搭載される「誉」発動機の調整もほぼ平行作業として行われたため機体と発動機のトラブルが続出して海軍への引渡しと実戦配備は大いに遅れ、結果的に部隊への引渡しは雷電と大差無くなってしまった。さらに“緊急”と言う事で製作された紫電は中翼からくる主脚周りのトラブルや安定不良気味などの問題もあってこれらを解決するために大幅な改修を行った紫電二一型(紫電改)が作られ汚名返上となったが紫電、紫電改共に上昇力と高空性能が不足していたためB-29迎撃ではあまり活躍はできなかった。また、海軍では一号局戦以降に来たる超重爆撃機B-29迎撃のために誉2基を搭載した十八試局地戦闘機「天雷」や後方推進に先尾翼の十八試局地戦闘機「震電」、双胴に後方推進の十七試局地戦闘機「閃電」、ロケット戦闘機「秋水」などの迎撃機が製造、計画されていた。

天雷は大馬力の誉を搭載した双発迎撃機として開発され、防弾を施した小さな機体に重武装を備えた高速迎撃機となるはずだったが誉のトラブルと重量過大、さらに部分失速と振動問題で開発は中止された。

双胴、後方推進という特徴を持つ閃電は後方推進機最大の欠点である発動機の冷却問題は解決できたものの搭載予定の発動機ハ43四一型にスパーチャージャーを装備したが不具合が発生し、風洞試験でもエレベーターのバフェッティングが発生しその問題解決ができないでいるうちに試作機の統合整理で震電が順調だったこともあって開発が中止されている。双胴形状は空気抵抗を減らすことはできるが面積が増えるため摩擦で結果的には±0となる可能性があるが閃電は中翼形状や薄型翼などで抵抗を極限させようとしていたようだ。

有名な震電と秋水は割愛するがこのほかにも艦戦の烈風を高々度戦闘機化した烈風改計画もあった。また、これらとは別に現用機の性能向上を図るために迎撃機としての性能が高かった雷電や紫電改の改修も行われていた
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以前
2008年01月14日月

オークションで栄か誉か火星が出てました(30万程)欲しかったのですが、何せ場所と部品造る金がありません…もう二度と出ないかも…いつか回してみたい…使い道ないですが(笑)

無題
2008年01月15日火

そういえば前に(多分)航空用星型空冷エンジンを載せたバイクの画像を見ました。六気筒だった気がしますから100から200馬力くらいですかね

ああいったの好きです
2008年01月16日水

星形の2気筒だけ切ってバイクに載せたのがまあ素晴らしい(笑)乗るだけで楽しいでしょうが健康のためにほどほどにしといた方が良いでしょうね(笑)

ジェット
2008年01月16日水

ワスプ…かプラット&ホイットニー最強のレシプロエンジン、ジェットにすれば同じサイズで倍の馬力が出るようです(速度換算でしょうか)昔、空自基地近くの屑鉄屋にアリソンのJ-33というジェットエンジンが沢山積んでありました(T-33のエンジンです)大体同じ大きさでしょう、キロ何十円かで買っておけば良かった…しかし…私の整備では始動時に自爆の危険が…う~ん…失礼しました(笑)

無題
2008年01月16日水

ガスタービンを積んだバイクの動画もありましたがエンジン音が違いますね(笑)
成層圏にでも行く気でしょうか

見てみたいですね
2008年01月16日水

ロケットエンジンのバージョンもありそうですね、上に向けて…タイヤが要らない…(笑)

無題
2008年01月17日木

ロケットだとリッター秒単位なんでしょうね

液体燃料だとコケた瞬間天に召されそうです

強烈でしょう
2008年01月18日金

過酸化水素やら危険な燃料で迷惑極まりない乗り物ですね(笑)

無題
2008年01月19日土

しかも推進剤には強い毒性のものも多いですね(笑)

今週
2008年01月23日水

出張で静岡県に来ています、時間があれば浜松基地の資料館に見学に行ってみたいと思っております、行けるかな?(笑)

無題
2008年01月26日土

自分はあまりそういうところには言ったことないですね~、がんばってきてください

Re:無題
>自分はあまりそういうところには言ったことないですね~、機会があれば行きたいのですが・・・
2008/01/26 12:30

資料館は…
2008年01月28日月

資料館見学は無理でした…仕事とは厳しいです(笑)一度ピカピカのF104を見たかったので少し残念でした、でも飛んでるAWACSだけは眺める事が出来ました(円盤が付いてるだけでした、笑)

無題
2008年02月02日土

高校の上空を空自か海自のYS-11が飛んでるとこは見たことありますね

未だに
2008年02月04日月

航空と保安庁はYSを使っていますね、YSの機体寿命はまだまだあります、暫くの間は見られるかと思います、一度乗ってみたいですが「つて」が有りません…見守るだけです(笑)

無題
2008年02月04日月

YSは強度が無駄に高いのが原因ですね

そういえば後継のボンバルディアは主翼も尾翼も高翼配置で珍しいなぁ~、と思っていたらイギリスのデハヴィランドの分家?と言う事で妙に納得してしまいました

そのとうり(笑)
2008年02月05日火

(笑)無駄です、機体構造が強くてもノーマルエンジンでないとオーバースピードするようで(笑)空自のYSには過去海上が使っていたP-2Jのエンジンを使うタイプがあるようです(三枚ペラです)パワーあり過ぎてオーバースピード…でも大丈夫…心意気には感心します(笑)

無題
2008年02月06日水

操縦などに難があったようですが信頼性は高かったと言う話ですね。それなのにボンバルディアときたら・・・

ボンバル…
2008年02月06日水

かなり前、六枚ペラのタイプを見ました「目が?…」と思いましたが、あれが巡航700キロで飛ぶタイプでしょうか…ボンバル胴体着陸は製造時の組み立てミスと聞きました(けしからんですね)人の事は言えませんが(笑)一度乗ってみたいですね…そればっかり…(笑)航空エンジンに限らず発動機であれば何でも好き(変態?)なのでスタートだけでもさせてくれないかな…と…アホです(笑)

無題
2008年02月07日木

ウクライナ輸送機An-70は特徴的なプロペラをしていますが最初の感想は「キモ・・・」でした(笑)船のスクリューのような形ですね

不思議ですよね
2008年02月08日金

多分、「離陸の加速は欲しいけど高速巡航は燃料費がかかるし…」「そうだ!プロペラ機で速いの作ればいいや!」こんなノリかと(笑)ベアと同じ様なコトしてるとしか思えませんが、技術が進んでます、きっと良い品物なのであろう、と、思っています

無題
2008年02月09日土

ベアは世界最速プロペラ機になりましたが「それなら最初からジェットにすれば・・・」と言う声もありますね(笑)

航続距離
2008年02月09日土

航続距離の延長とか転々と近距離を移動する場合の燃料コスト節約くらいしか思い付きません、低回転から高回転まで出来るだけ多くの空気を出来るだけ加速して推進力とする、その為の妙な角度が付いたブレードかと思います、独特な音がするでしょうね。

失礼
2008年02月10日日

プロップエンジンの大部分は定速回転です(アイドル~最大負荷まで)ペラの角度を変えて出力を出します。

無題
2008年02月10日日

そういえばM1エイブラムスも同じ原理のガスタービンエンジンを積んでいますね。こっちは超高燃費だそうですが

それぞれの
2008年02月11日月

それぞれの良さが有るのでしょうね、ディーゼルの方もリッター700~500メートル位とか聞きます、ガスタービンは大きさの割にパワーが出せますが例えば(ちょっと比較になりませんが)F-4のJ-79エンジンであればアイドル約4000rpm(1秒間約160cc)ミリタリー約7500rpm(1秒間約1100cc)アフターバーナー(MAX)を選択すればミリタリーの約3倍の燃料を消費します、この辺りで高度によりますがmach2程度であれば結果一本で10万馬力程度発生させているとか(戦車にアフターバーナーは必要ないですが)、元々高燃費になる戦車だけにパワーを優先するか稼働時間を優先するか、使用が想定される地域の違いとか、色々な思惑があるのかなと思います。

無題
2008年02月12日火

アメリカの場合燃料バカ喰いしても補給が利くのも大きいんでしょうね。まぁ、さすがに発電機は積んだそうですが

この際
2008年02月13日水

砂漠で使うなら装甲したホバークラフトでもよいかと(笑)

無題
2008年02月15日金

砂塵と爆音が凄そうです(笑)

揚陸艇だと船外活動時には耳栓が必要なほどの騒音だそうです。音のせいで現在まで前線兵器としては使われていないようです

確かに
2008年02月15日金

騒音は戦闘機並み(笑)積載量はあるにしても半端な速度、短いであろう行動半径、揚陸用としての活用がベストな選択…事実他に例が無いか(知りません)海自の使い方がやはり最良でしょう、以前の「能力特化」のお話そのものでした、半端はいけませんね、やはり部隊としての「協調性能?」これが武器「軍隊の武器」としての重要な要素なのである…と(笑)冷静に考えてみれば、できて高速移動可能なミサイル(ロケット)ランチャー程度の使い道でしょうか(でも半端か…)

無題
2008年02月15日金

ソ連の“カスピ海の怪物”は原理的にも超高速ミサイル艇としての運用的にも近いですが「高波にぶつかると転倒する」とかいろいろ危ないものでもあったそうです。

ちなみにイギリスでVT.2という機雷掃海エアクッション艇が試作されて至近、直下の海中爆発にも耐えられたそうですが国防予算削減でお流れになったそうです。もったいない・・・

ハンマーヘッド
2008年02月15日金

ハンマーヘッド・シャークみたいなアレですね、やはり波に弱いのですね、海面?…地面効果で高速+積載量に優れる…当然波に弱い…今私の頭の中では「面子」と並んでます、エポックメイキング?な品物をポンと作る(そんな積もりではないのでしょうが)ソビエト連邦…自由な発想と行動力の国(そんなハズはない…)ホバークラフトにヘリでは到底積みきれない量の対戦車ミサイルを搭載して、ヘリとワンセットで使うとか(笑)…でも速度が違い過ぎますか…お話のとおり、地雷等には作動原理が幸いして強いのでしょうね、地面から多分2メートル位浮いてますよね(で、信管が作動しずらい等の色々かと)

無題
2008年02月16日土

どちらかと言うと高速対艦攻撃機として開発していたようです。超低空を高速で飛べるのがウリだそうです

対艦迎撃機ですね
2008年02月16日土

迎撃機というコンセプトを忘れていました(笑)魚雷や対艦ミサイルで武装し超高速で海面を這い廻る…怪物にふさわしい(笑)

チョット思い付きで
2008年02月18日月

カスピ海の怪物の話です、あの形、アフターバーナー(付いて無いかな)に海水を混ぜるようには見えないので一つ、燃料は相当に積めそう水も拾って使えば相当な加速を出せそうかなと…マッハは無理な形ですけど、最高速度までの加速又は最初からバーナー全開で出撃でも燃料的に可能なような気が…フロート(燃料タンク)付けて過積載?(笑)アフターバーナーと水で海面効果を最大限に利用、後にフロートを捨て身軽に…無理かなァ?(笑)

無題
2008年02月18日月

WIGの性能はよさそうですが天候に弱そうな印象が強いです

W・I・G
2008年02月19日火

!!ウォーター・インジェクション・じぇねれーたー!!「ァ?グハッ…!」(何かに殴られました!)すいません無知で(笑)教えて下さい、 どうも「水」から頭が離れませんで…

無題
2008年02月21日木

いわゆる地面効果機の略称でカスピ海の愉快な仲間たちもこの一種で低燃費で搭載量が多いなどが利点ですが低空で飛べないなどの欠点もあるそうです。ちなみにホバークラフトもこの地面効果を利用しているので従兄弟のようなものです

有難うございます
2008年02月22日金

愉快な仲間達(^^)可愛らしい連中がテーマ曲「ワルキューレ」にのって餌を求め蠢くイメージがポンと(笑)Uボートのテーマ曲も合いそうですね(笑)

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