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ミリタリーな戯言と独り言

軍事系戯言の坩堝
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2007/07/18
21:11
第二次大戦ジェット戦闘機物語

はてさて第二次世界大戦はレーダー、原爆、ジェットエンジン等と後々の軍事分野に多大な影響を与えたんだが実を言うとジェットエンジンはV1、V2なんかの誘導兵器に並んでドイツ以外じゃちゃんと運用する前に戦争が終わっちまっt。ドイツでは世界初で初めてちゃんとしたジェットエンジンで(ちゃんとしてないジェットエンジンを含めればイタリアのカプロニ・カンピーニN1が世界初)飛んだHe178とか一応世界初のHe280みたいなe131f5e5.jpgのを開発して当時ジェットエンジン開発でもライバルだったイギリスを牽制しつつ世界をリードしてて、諸般の事情でボツにされたHe280に変わってメッサーシュミットのMe262が世界初の実用ジェット戦闘機の名を冠することとなったんだけど伍長閣下の(ある種間違ってはいなかったけど当時の現場状況を完全に無視した)妄言とかで配備・実績ともに挙がらなくて最終的には持ち直して敵重爆とか“快速”モスキートを撃墜したものの東西の板ばさみに潰される結果となったわけだ。ちなみにMe262は高出力なエンジンによる当時としては驚異的な高速度以外の性能はあまりいいところがなくて後退翼のせいで低速の操縦性は劣悪でエンジン寿命は短いしレスポンスが利き難いから編隊を組むのが難しくてルフトバッフェの十八番「ロッテ」(2機編隊)が出来なくてケッテ(3機編隊)で運用していたそうだ。30ミリ機関砲も威力はあるけど射程が短いから敵の防御銃座の射程に入るから射程外から攻撃できるR4Mロケット弾が装備されたわけだ。ただ、高速性を活かしたローラーコースター戦法と重武装のおかげで爆撃機側からすれば「嵐の如く」の状況だったそうだ。何せB-17が巡航速度の約300キロで飛んでいたとしても正面からほぼ全速のMe262とすれ違えば相対速度は約1000キロ、こんなじゃ防御銃座の旋回速度と人間の反射神経じゃ対応できないわけだ。ちなみにその教訓なのかB-29には射撃管制装置が付いててもっと高速のミグにもある程度効果があったそうだ。ちなみにB-17やB-24なんかの重爆狩りで有名なMe262だが単発戦闘機と空戦をしなかったわけではなくP-47サンダーボルトとドッグファイトをしたこともあり、旋回性はサンダーボルトのほうが良かったが速度の速いMe262が何回か旋回すると後ろに付かれてしまったそうだ。ただし30ミリ機関砲は発射速度と射程が短くて当たらなかったそうだ。
こうしてドイツ軍は第二次大戦では唯一ジェット軍用機をちゃんと運用していたんだがMe262を除けば運用された中で残るジェット機はAr234とHe162くらいで2機とも大々的な活躍なんかはしていない

そしてドーバー海峡超えた島国イギリスではドイツに一足送れてグロスターE28/39が飛んで44年初めにイギリス及び連合軍初の実用ジェット戦闘機グロースター・ミーティアが完成したわけだが機密漏洩を恐れてV1迎撃なんかのいわゆる“内地”で使われててちゃんと欧州に送られたのが終戦間際だってんだから実戦経験はほとんど無し、しかも肝心のV1迎撃は銃撃すると爆発に巻き込まれる危険性もあったから平行飛行しながら翼端で弾けば横方向の安定装置のないV1はスピンをしながら墜落するというわけなんだがミーティアは初期のジェットエンジンにありがちなレスポンスの利きの悪さで平行するのが難しくて多用はされなかったそうだ。ってこれじゃ本末転倒・・・・

と、言うわけで次回があればまた
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おひさしぶりです
2007年08月17日金

どの分野も先駆者は大変ですね・・・・
そうだ。「メーサーシュミットを撃て」は御存じですか?荒削りだけど楽しい作品でしたよ。

無題
2007年08月18日土

こういう話を調べてみると大概先駆者は大変な思いをする上に報われないので面白かったりします(失礼)

「メッサーシュミットを撃て」は未見ですがこの手の小説は友人から借りた「大空のサムラ」しか読んでいないので機会があればぜひ読んでみたいです。

迎撃オンリーの思想かもしれませんね
2007年09月02日日

速く高く目標に到達し確実にダメージを与えるため当時思いつく急拵えでドイツを護ろうとした技術者の最後の切り札だったのかもしれませんね。

無題
2007年09月02日日

Me163をもっと“迎撃”向きしたようなBa349ナッターなんてトンデモ兵器もありなすからね~、このへんを見ると日本のキー109のように戦争末期症状になってきている気さえします

大戦末期症状
2007年09月03日月

そうですね、意地の世界、今回は負けても次のまた次の世代の我が民族の為に今相手に思い知らせておく、呪いの様な、切ない様な…当時の統計を見た事がありますが(米軍のです)大体の記憶ですが戦時の戦闘機は約10回程度の出撃が寿命だった様です、これは被撃墜もありますが約半数は何等かの事故に依り失われたそうです、レシプロは知りませんが当時のジェットエンジンの寿命は数十時間程、最初から確実にすぐに失われるのが分かっている、実用と消耗の線がとても近い恐ろしい状態ですね。

無題
2007年09月04日火

たしかに兵器において寿命と信頼性は大切ですね。最近米軍だとM16系の寿命と信頼性とその他モノモノの問題が増えているそうでイラクだと鹵獲したAKを使いたがる兵士もいるそうで、ベトナム戦争でも同じことしてたのを考えるとあまり進歩してないな~、という気がします。(汗)

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