2024/03/29 08:37 |
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2006/12/09 00:45 |
試作機の魔窟№.003 |
同じ発想、同じ結末
爆撃機なんかが戦闘機から身を守る方法として編隊飛行がある、防御銃座を持つ機体どうしが密接な編隊を組めば近づいてきた戦闘機に何十倍のお返しができるというわけだ。で、日華事変(いわゆる日中戦争)の教訓で尾部銃座をつけたり強化した一式陸上攻撃機と一〇〇式重爆撃機がほぼ同時期(一〇〇式重爆は皇紀2600年に合わせて早めに採用した)に登場して似たような感じに仕上がって似たような発想が生まれた「編隊の端に銃座を強化した護衛機型を置けばいんじゃね?」普通編隊の端の飛行機が集中的に狙われるからそれを不憫に思ったのかどうかは知らないけどそんなわけで編隊護衛用に一〇〇式重爆の銃座を増設&強化したキー58と一式陸攻の増設&強化して防弾タンクにした十二試陸上攻撃機改が試作された。にしても同時期に腹に銃座を追加なんて話が出来すぎてない?どっちかがパクッたんじゃないのか?
この後両方とも何機か作られたけど十二試陸攻改は重量増加、キー58はたぶん必要性が無くなってキャンセル、たぶん編隊護衛機の発想自体に無理があったんだろう、だいたい編隊を守りたいなら長距離を護衛できる戦闘機を作るか銃座を強化すればいいけどその中間「ミニかキューブが欲しかったけど金がなくてデルタにしたら大ハズレ」みたいな話か?
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